てきとう

てきとう

Code Vein感想

いわゆる「ソウルライク」な戦闘にアニメ絵の皮をかぶせてどこかで見たようなストーリーを塗りたくった何か。

いいゲームなのは間違いないが、面白いかというとそうとも言い切れない微妙なところ。

良いところ

キャラク

最高。

てきとうにやっても良い出来になります。あと身長が変えられて、イベントのモーションが破綻してないのすごい。

戦闘操作

フィードバックもしっかりあるし、基本良いのでは。遊んでいてのストレスは少ないです。

味方

常時味方が着いてきてくれるので、戦闘が楽になってます。ターゲット取っている間に攻撃してくれたり、死んでも(向こうに余裕があれば)復活させてくれたりと、至れり尽くせり。

微妙なところ

キャラクリの自由度

キャラクリあるだけで最高なのでケチ付ける意味もないんですが、もうちょっと色々あった方が楽しい気がします。痒い所に手が届かないというか。

  • 見つけられなかっただけかもしれませんが、多分髭の類は全く存在しません。
  • かなり若い見た目以外に選択肢がありません。
  • 体形がもうちょっと種類あっても良いのではないかなぁ。
    • まぁベセスダゲーでもこんなものだし、という気分と、そうは言ってもベセスダも狭いんだよ、という気分と。
  • 傷レイヤーが一つなので、二か所以上の傷をつけることはできません。
    • 傷というか「その他」扱いなので、そばかすがあると傷がない、とか。

成長の不自由

プレイヤーのレベルを上げても各パラメータが常時変更可能なクラスごとに決まっているため、「若干能力値足りなくてこの武器持てないから少しレベル上げて…」みたいなことにはなりません。考える必要が少ないともいえますが、まぁ個人的には微妙。

装備枠

同時に装備できるのは、武器と「致命の一撃性能と魔法性能も決まる防具」の2つ。

どの装備でも確実にパリィが可能になっている一方で、二刀流ができない、盾で防御性能を上げられない、というように「アクション下手だから装備で何とかする」という攻略法が取れなくなってます。非常に困る。

一応代わりに攻撃技が(対応していれば)どの武器でも設定できますが、攻撃技も頻繁に振れるほどMPに余裕がないし、結局バフ盛って殴る方が強かったりするので…

戦闘バランス

特定の敵だけ異常に強い(しかも複数出てくる)、だったり、武器やスキル、クラスの性能が違いすぎる、だったり。

あと、ラスボスがロックオンした際の位置が悪すぎてちょっと残念。エルデの獣と比較できるレベルですが、こちらは負けても2連戦ではないだけマシか。

バックスタブの範囲

どう見ても横方向から発生したり、背中真正面から発動しなかったりでよく分かりませんでした。

モーションによっては「見た目上の後ろ」と「データ上の後ろ」の方向がずれてるのかな?

ストーリー

「俺、この戦争が終わったら彼女と結婚するんだ」*1とかそういう感じの「使い古された展開」としてネタにされるレベルの話が多く、新鮮味が薄いです。

一応マルチエンディングですが、プレイ開始時の想像通りか、「え?なんで?」となるかのいずれかだったので、想像を若干裏切るくらいの展開が見たかったなぁ。

回想部分の操作

Fallout 4ケロッグの記憶とほぼ同じ形式。専用のフィールド内を歩いて*2特定の地点に向かうと、音声が流れます。その間も操作可能ですが、歩く以外のアクションがとれず、先に進めるわけでもないため、本当にできることが何もありません。*3

そしてこれが大量にあります。延々と見せられ、しかも操作しないと先に進まず、さりとて「初見だから一応見ないと…」と思ってしまい…と中々にしんどい。

DLC

正直本編だけで十分。内容が薄い上にただただ面倒なので、私はやる気になりませんでした。

そりゃまぁエンドコンテンツではあるんでしょうが「ボスを無被弾で倒せ」とか「ボスの攻撃をn回連続でジャスト回避」とかは、現代ではちょっと…

*1:これ自体は出てきません。

*2:走れない

*3:一応全スキップは可能